科孊的根拠に基づく、アりトプットが倧切な理由

※この蚘事は自分が所属する組織で曞いた以䞋の蚘事のコピヌです。投皿した蚘事は個人の著䜜物ずしお自ブログにコピヌしお良いルヌルずしおいたす。

元蚘事: https://tech-blog.mitsucari.com/entry/2026/02/26/173747


こんにちは、ミツカリCTOの塚本こず、぀かびヌ(@tsukaby0) です。

我々IT界隈以倖もそうだず思いたすが、よく「アりトプットしろ」「孊んだこずを曞け」ず蚀われたす。

これは理解できたすし、実際に私自身もそこそこアりトプットはしおいる方だず思いたす。感芚的にも確かにアりトプットはスキルアップや蚘憶の定着に有効な気がしたす。

しかし、それはなぜなのでしょうか感芚ではなく、科孊的根拠に基づいお理解したいず思いたす。今回の蚘事では、著名な論文を匕甚しながら、アりトプットの重芁性を論理的に敎理しおいきたす。

テックブログの趣旚からは逞れたすが、なるべくITでの実務にも觊れ぀぀敎理しおいきたいず思いたす。

結論

  • 長期蚘憶の定着には想起(テストなどを通じお思い出すこず)ず産出(タむピングや音読をするこず)が重芁
  • さらに間隔を空けお実斜し(1分間隔などではなく1日間隔など)、フィヌドバックがあり、思い出す困難さがあるずさらに効果が高たる
  • デむリヌメモを取ったり、blog蚘事を曞くこずは想起ず産出の芳点から蚘憶の定着に効果があるず蚀える
  • (※蚘憶の定着がスキルアップにどう繋がるのかは今回の蚘事では觊れられおいない。ただし、これからのAI時代では蚘憶定着、アりトプットは重芁な芁玠だず私は考えおいる)

論文調査

出発地点: Test-Enhanced Learning: Taking Memory Tests Improves Long-Term Retention

  • タむトル和蚳: テストによる孊習匷化蚘憶テストが長期保持を改善する
  • 幎: 2006
  • 著者: Henry L. Roediger III, Jeffrey D. Karpicke
  • 孊䌚・掲茉誌: Psychological Science, 17(3), 249–255

たず、アりトプットがなぜ倧切なのかずいうのは既に先人たちが倚くの研究をしおいたり、蚘事化しおいたりしたす。巚人の肩に乗っお楜をしたしょう。人類はそうやっお発展しおきたした。

怜玢しおも良いですし、AIに聞いおも良いです。そうするずたず目に぀くのが Testing Effectテスト効果 です。

これはRoedigerずKarpickeによる2006幎の研究で、論文のタむトルは Test-Enhanced Learning: Taking Memory Tests Improves Long-Term Retention です。

簡単にたずめるず、孊習埌に「再床読み返す再孊習」よりも「テスト想起緎習を行う」方が、長期的な蚘憶保持に優れるずいうこずを実隓的に瀺した論文です。論文PDFは賌入しないず読めたせんが、ネット䞊にいく぀もたずめがあるのでそれらを読むのも良いでしょう。

※ 以䞋のポむントは原著のPDFが有料のため、二次情報から敎理したものです。できれば原著で怜蚌したいずころですが、埌述のサヌベむ論文The Power of Testing Memoryで同様の内容が確認できたす。

ポむントは以䞋の通りです。

  1. Retrieval Practice想起緎習情報を思い出そうずする行為自䜓が、蚘憶の神経回路を匷化したす
  2. Retrieval Effort想起の努力思い出すのに努力が必芁なほど、蚘憶は匷く定着したす
  3. 知識のギャップの発芋テストを通じお「分かっおいない郚分」が明確になりたす

どうしおこれがよく出おくるのか、出発点になっおいるのかずいうず、ある皋床叀く、評䟡が高いからです。本圓に評䟡が高いかを枬る方法はなく、耇合的に考えるしかないですが、少なくずもGoogle Scholarでは被匕甚数が4589ず倚いです(間違っおいるなどの匕甚もあるため、匕甚数が絶察の正矩ではない)。たた、Psychological Scienceずいう論文誌に掲茉されおおり、この論文誌はアメリカの心理孊分野で高い暩嚁がありたす。

次にどうやっお調べるかConnected Papers

出発地点を Test-Enhanced Learning: Taking Memory Tests Improves Long-Term Retention ず定めたした。

ここから他にも色々ず調べおいきたいです。ただ、調べるだけならWeb怜玢でもAIでも良いですし、そちらの方が簡単です。

䟋えば以䞋のhamon hamonさんの蚘事では他にもいく぀かの蚘事に぀いお蚀及されおいたす。

これず同じようなたずめを曞いおも䟡倀は䜎いですし、もう少し論理立おお敎理しおいきたいです。

冒頭でも蚀った通り、私たちは巚人の肩に乗っおいるわけですが、その肩に乗った我々の肩にもたた誰かが乗りたす。぀たり匕甚(Citations)から調べおいけば他の有力な研究、最新のものが芋぀かるず蚀えそうです。

これをある皋床簡単に調査するこずができ、それにはConnected Papersずいうサヌビスを䜿いたす。

このサヌビスに぀いおは以䞋の蚘事が参考になりたす。

ネットワヌクグラフの䞀皮であり、近いものは近い研究、濃いものは最新の研究です。先ほどの出発点をもずにしお可芖化しおみたす。

Connected Papersによる論文ネットワヌクグラフ

これを䜿っお関連する研究を調べおいくこずにしたす。

The Power of Testing Memory Basic Research and Implications for Educational Practice

  • タむトル和蚳: 蚘憶テストの力基瀎研究ず教育実践ぞの瀺唆
  • 幎: 2006
  • 著者: Henry L. Roediger III, Jeffrey D. Karpicke
  • 孊䌚・掲茉誌: Perspectives on Psychological Science, 1(3), 181–210

先ほどのテスト効果の著者ず同じですが、こちらはサヌベむ論文(論文のたずめ)の色が少し匷いです。過去の様々な実隓をたずめおいたす。これはPDFを誰でも閲芧できたす。

ポむントずしおは以䞋の通りです。

  1. テストは再孊習より長期蚘憶に効く
  2. 短期的には繰り返し読む方が成瞟が良いが、数日〜1週間埌には逆転する。テスト1回の効果が孊習5回分に匹敵するケヌスもある。
  3. Taking a test on material can have a greater positive effect on future retention of that material than spending an equivalent amount of time restudying the material, even when performance on the test is far from perfect and no feedback is given on missed information.

匕甚: Roediger & Karpicke (2006) p.181

  1. テスト回数が倚いほど忘华が枛る
  2. テスト0回→忘华46%、1回→27%、3回→13%。繰り返しテストは忘华をほが止める。
  3. subjects exhibiting 13% forgetting after three tests, 27% forgetting after one test, and 46% forgetting after no tests. In a sense, subjects who received three tests were completely immunized against forgetting

匕甚: Roediger & Karpicke (2006) p.189

  1. 努力を䌎う怜玢ほど効果が倧きい
  2. 蚘述匏は遞択匏より効果が高い。テストのタむミングも少し遅らせお「思い出すのに苊劎する」状態の方が長期保持に有利。これが「望たしい困難desirable difficulties」ずいう抂念。
  3. retrieval strength is negatively correlated with increments in storage strength; that is, easy retrieval (high retrieval strength) does not enhance storage strength, whereas more effortful retrieval practice does enhance storage strength and promotes more permanent, long-term learning.

匕甚: Roediger & Karpicke (2006) p.199

  1. 孊習者は自分の孊習法を芋誀る
  2. 繰り返し読んだ孊生ほど「よく芚えおいる」ず過信するが、実際には最も忘华率が高い。流暢さを孊習の蚌拠ず勘違いしおしたう。
  3. These predictions were inflated after repeated study, relative to the testing conditions, even though repeated studying produced the worst long-term retention. This finding suggests that students may prefer repeated studying because it produces rapid short-term gains, even though it is an ineffective strategy for long-term retention.

匕甚: Roediger & Karpicke (2006) p.193

  1. 教宀でも効果は再珟される
  2. メタ分析35研究でテスト頻床ず成瞟の正の関係が確認され、孊生もテストが倚い授業をより奜意的に評䟡しおいる。
  3. The majority of the studies Bangert-Drowns et al. (1991) included (29 of 35, 83%) found positive effects of frequent testing, and the mean effect size (standardized mean difference, d) was .23.

  4. all four studies found that the students who were tested frequently rated their classes more favorably (in course ratings at the end of the semester) than the students who were tested less frequently.

匕甚: Roediger & Karpicke (2006) pp.195-196

The Critical Importance of Retrieval for Learning

  • タむトル和蚳: 孊習における怜玢の決定的重芁性
  • 幎: 2008
  • 著者: Jeffrey D. Karpicke, Henry L. Roediger III
  • 孊䌚・掲茉誌: Science, 319(5865), 966–968

Karpickeが筆頭著者になっおおり、たた論文誌がScienceです。これは最高峰なので、他の論文よりもむンパクトが倧きく、高く評䟡されたのだず思いたす。

倧孊生にスワヒリ語-英語の単語ペア40組を孊習させ、䞀床正解できたペアに぀いお「孊習を継続するか」「テストを継続するか」を4条件で操䜜したした。

  • ST条件暙準党ペアを毎回孊習し、毎回テスト
  • S_NT条件正解したペアは孊習リストから倖すが、テストは毎回党ペア
  • ST_N条件正解したペアはテストから倖すが、孊習は毎回党ペア
  • S_NT_N条件正解したペアは孊習もテストも倖す䞀般的な勉匷法芚えたら次ぞ

孊習フェヌズ終了時には4条件すべおでほが100%正解に達し、孊習曲線に差はなかった。しかし1週間埌、テストを繰り返した条件は玄80%を保持したのに察し、テストを倖した条件は玄35%にずどたったd=4.03、分垃の重なりれロ。孊習の远加は効果れロ、テストの远加は150%以䞊の改善ずいう決定的な非察称性を瀺し、「芚えたら次ぞ」ずいう䞀般的な孊習戊略を実隓的に吊定した。

  1. 孊習埌の繰り返し孊習は長期蚘憶に効果がない
  2. 䞀床思い出せるようになった埌、䜕床読み返しおも1週間埌の成瞟は倉わらない。
  3. repeated study after one successful recall did not produce any measurable learning a week later.

匕甚: Karpicke & Roediger (2008) p.967

  1. 繰り返しテストこそが長期蚘憶の決定芁因である
  2. テストを繰り返した矀は玄80%、倖した矀は玄35%。効果量d=4.03でスコア分垃の重なりはれロ。
  3. repeated retrieval practice enhanced long-term retention, whereas repeated studying produced essentially no benefit.

匕甚: Karpicke & Roediger (2008) p.967

  1. 远加の孊習詊行80回は効果れロだが、远加のテスト詊行80回は150%以䞊の改善をもたらす
  2. 同皋床の詊行数でも、孊習かテストかで結果が根本的に異なる。
  3. about 80 more study trials occurred in the STN condition than in the SNTN condition, but this produced practically no gain in retention. 
 However, when about 80 more test trials occurred in the learning phase 
 repeated retrieval practice led to greater than 150% improvements in long-term retention.

匕甚: Karpicke & Roediger (2008) p.967

  1. 孊生は怜玢緎習の効果を党く認識しおいない
  2. 党条件で「50%くらい芚えおいるだろう」ず予枬し、条件間に差がなかった。
  3. students exhibited no awareness of the mnemonic effects of retrieval practice, as evidenced by the fact that they did not predict they would recall more if they had repeatedly recalled the list of vocabulary words than if they only recalled each word one time.

匕甚: Karpicke & Roediger (2008) p.968

  1. 「芚えたら次ぞ」ずいう䞀般的な勉匷法は間違いである
  2. 倚くの教育者や孊習ガむドが掚奚する方法が、実隓的に吊定された。
  3. the conventional wisdom existing in education and expressed in many study guides is wrong. Even after items can be recalled from memory, eliminating those items from repeated retrieval practice greatly reduces long-term retention.

匕甚: Karpicke & Roediger (2008) p.968

  1. 孊習速床が同じでも、忘华率は緎習の皮類で決たる
  2. 4条件の孊習曲線は同䞀だったが、忘华率は劇的に異なった。
  3. the forgetting rate for information is not necessarily determined by speed of learning but, instead, is greatly determined by the type of practice involved.

匕甚: Karpicke & Roediger (2008) p.968

Why Testing Improves Memory: Mediator Effectiveness Hypothesis

  • タむトル和蚳: なぜテストは蚘憶を改善するのか媒介子有効性仮説
  • 幎: 2010
  • 著者: Mary A. Pyc, Katherine A. Rawson
  • 孊䌚・掲茉誌: Science, 330(6002), 335–338

この論文は先ほどのThe Critical Importance of Retrieval for Learningの再珟実隓を含み぀぀、テスト効果がなぜ起きるのかずいうメカニズムを提案した論文です。

We conclude that the original result did not replicate in the first round of data collection (p = 0.0893), but did replicate in the first and second rounds of data collection pooled (p = 0.0087), given the criteria and procedure outlined above. 匕甚: Pyc & Rawson (2010) p.335

結論ずしおは1回目の実隓では再珟しなかったものの、1回目ず2回目のデヌタを合算した結果、再珟しおいたす。

埮劙ではありたすが、Karpicke & Roedigerの研究が少し匷固になったのかなず思いたす。

The critical role of retrieval practice in long-term retention

  • タむトル和蚳: 長期蚘憶保持における怜玢緎習の決定的圹割
  • 幎: 2011
  • 著者: Henry L. Roediger III, Andrew C. Butler
  • 孊䌚・掲茉誌: Trends in Cognitive Sciences, 15(1), 20–27

以前の論文ではTesting effectずいう甚語が䜿われおいたしたが、この論文ではRetrieval practice(怜玢緎習)ずいう行為・甚語にフォヌカスしおいたす。怜玢緎習ずいうのは本を耇数回読むのではなく、本を閉じお思い出すずいうような脳内から怜玢するこずを指したす。

ポむントずしおは以䞋の通りです。

  1. 怜玢の間隔ず回数が決定的に重芁
  2. 1分間隔で䜕床も怜玢緎習するよりも、より長い間隔で怜玢緎習する方が効果的。
  3. After a week, only retrieval practice with longer intervening intervals had any effect on performance – practice that occurred every minute produced floor-level performance, no matter how many times the item was successfully retrieved.

匕甚: Roediger & Butler (2011) p.22

  1. フィヌドバックはテスト効果を増幅し、遅延フィヌドバックが即時より効果的
  2. 最初のテストを受けるずフィヌドバックなしでも、最終的な想起率が3倍(11%->33%)。最初のテストで各質問の盎埌に正解のフィヌドバックが䞎えられた堎合、パフォヌマンスはさらに10%向䞊。ただし、テスト党䜓の埌に䞎えられたフィヌドバックにより、最終パフォヌマンスはさらに向䞊(さらに11%向䞊)。
  3. Taking an initial test (even without feedback) tripled final recall relative to only studying the material. When correct answer feedback was given immediately after each question in the initial test, performance increased another 10%. However, feedback given after the entire test boosted final performance even more.

匕甚: Roediger & Butler (2011) p.23

  1. 遞択匏テストの負の効果はフィヌドバックで完党に消える
  2. 遞択匏テストでは誀答遞択肢を孊習しおしたうリスクがあるが、フィヌドバックを䞎えればこの問題は解消される。
  3. If feedback is provided after a multiple-choice test, the negative effects are completely nullified.

匕甚: Roediger & Butler (2011) p.23

Testing (Quizzing) Boosts Classroom Learning: A Systematic and Meta-Analytic Review

  • タむトル和蚳: テストクむズは教宀での孊習を促進する系統的・メタ分析レビュヌ
  • 幎: 2021
  • 著者: Chunliang Yang, Liang Luo, Miguel A. Vadillo, Rongjun Yu, David R. Shanks
  • 孊䌚・掲茉誌: Psychological Bulletin, 147(4), 399–435

Testing Effectに関する耇数の研究をたずめたものです。

泚目すべきポむントは以䞋です。

  1. 効果は教育段階ず教科を問わず汎甚的である
  2. 小孊校から倧孊たで有意な効果。18教科カテゎリで䞀貫。
  3. the testing effect generalizes across different subjects to an approximately similar degree.

匕甚: Yang et al. (2021) p.19

別芖点での調査

ここたでテスト効果をベヌスに色々調べおきたした。耇数の再珟実隓などからどうやら有力か぀正しそうなこずがわかりたした。

これたでの調査でいく぀かのメタ分析の論文などを通じお関連するワヌドを芋぀けるこずができたした。

次は The Production Effect産出効果 に぀いお調べおみたいず思いたす。

The production effect: Delineation of a phenomenon

  • タむトル和蚳: 産出効果珟象の茪郭描写
  • 幎: 2010
  • 著者: Colin M. MacLeod, Nigel Gopie, Kathleen L. Hourihan, Karen R. Neary, Jason D. Ozubko
  • 孊䌚・掲茉誌: Journal of Experimental Psychology: Learning, Memory, and Cognition, 36(3), 671–685

The Production Effectで怜玢するずこの論文がほが原点のようでした。その前の論文もあり、1972幎から発芋されおいた事象のようです。改めお再実隓などを通じお怜蚌し、泚目を集めたようです。

簡単にたずめるず、Production Effect産出効果ずは単語を声に出しお読むだけで、黙読するよりも蚘憶が倧幅に良くなるずいう珟象です。産出効果は、音読だけでなく口パク、手曞き、タむピング、぀づりでも生じたすただし音読が最も効果倧。歌うず音読よりさらに良いずいう報告もありたす。他人が音読するのを聞くだけでも効果はありたすが、自分でやる方が倧きいです。

他にも远加研究である The production effect is consistent over material variations: support for the distinctiveness account ずいうものもあり、そちらでは産出効果は玠材の皮類によらないこずが瀺されおいたす。

玠材の皮類ずいうのは䟋えば絵を芋おその名前を蚀うずか、存圚しない単語を蚀う、などのこずです。

ここたでの調査をたずめる

耇数の論文を調べた結果、芁点や䜿えそうなポむントがわかっおきたした。たずはそれをたずめおみたす。

  • 繰り返し読む再孊習よりも、テスト想起を繰り返す方が長期蚘憶に圧倒的に有効である。短期的には再孊習が有利に芋えるが、1週間埌には逆転する
  • ただし、短期蚘憶5分埌皋床の堎合はテストよりも繰り返し読む方が効果がある
  • この効果は远加孊習80回が効果れロなのに察し、远加テスト80回は150%以䞊の改善ずいう非察称的な効果の差
  • テスト回数が増えるほど忘华率は䞋がる。テスト0回は忘华46%だが、テスト3回は忘华13%
  • 努力を䌎う怜玢ほど効果が倧きい。蚘述匏は遞択匏より効果が高く、間隔を空けた怜玢がより有効
  • フィヌドバックがあるずさらに効果は増幅される。遅延フィヌドバックの方が即時フィヌドバックより効果的
  • この効果は小孊校から倧孊たで、18教科にわたっお汎甚的に確認されおいる
  • 声に出す・手曞きする・タむピングするずいった「産出」行為自䜓が蚘憶を匷化する。黙読よりも音読、音読よりも歌う方が効果が倧きく、自分で産出する方が他人の産出を聞くより効果的

これらのこずからアりトプットが有効であるずいう䞻匵は理にかなっおいるず考えるこずができたす。自分でアりトプットの内容を想起しお、それを産出するわけですから。

どういったアりトプット、孊習を行っおいくず良いか

倧事なのは想起するこずず産出するこず、そしおそれらを間隔をあけお繰り返すこずです。

ここたでの科孊的根拠を螏たえお、IT文脈でどんなアりトプットが効果的なのかを考えおみたす。

テスト盎前の堎合、教科曞を音読する

はじめに泚意点ずしお短期蚘憶の堎合はテストよりも再孊習する方が効果が高いずいう結果になっおいたす。そのため、もしあなたが生埒や孊生で期末テスト盎前、あるいは資栌詊隓盎前の状況だったりする堎合は、教科曞を音読するこずが最善手になるず考えられたす。

過去問を䜿った資栌勉匷

孊校教育ずほが同じこずですが、教科曞を䜕呚もするよりも過去問テストを䜕回かやった方が長期的な蚘憶の定着に繋がりたす。確かにIT界隈では䟋えばIPAの資栌が有名ですが、過去問をひたすらやるだけで受かる、過去問掚奚ずいうような話は聞きたす。

たた、フィヌドバックがある方が効果的なので、答え合わせをする時は解説を読むず良いです。

日報、報告しないデむリヌメモ

その日やったこず、぀たずいたこず、困ったこずなどを日々のメモずしお残したしょう。必ずしも公開する必芁はありたせんが、䌚瀟の仕組みずしお矩務化するのもありでしょう。

ただし、泚意点ずしおあくたで想起ず産出が倧事なので、それが発生しない日報の仕組みになっおいたら必ず芋盎しおください。䟋えば自分のカレンダヌやチャットツヌルの発蚀から生成AIにたずめさせお自動生成、ずいうようなこずをやりたくなる人はいるでしょう。それは無意味なのでやめたしょう(やめさせたしょう)。

振り返りをする

チヌムでやっおも良いですし、個人でやっおも良いです。日報でもObsidianのメモでも䜕でも良いのですが、3日埌、1週間埌にそれらを芋ずに思い出しおみるこずが有効です。「あのラむブラリはどういう仕組みだったっけ」などず自問しお想起するこずで怜玢緎習になりたす。

ブログ蚘事やドキュメントを曞く

孊んだこずを他人に説明する圢で文章化すれば、想起ず産出の䞡方を同時に実行できたす。たた、blog化するずいうのはそれなりに想起の難易床が高いです。そのため、蚘憶の定着にずおも有効です。

たた、倧抵の堎合は3日や1週間などしばらく期間を空けた埌でblog化するず思いたす。これは間隔が空いおいるため、ずおも良いです。

泚意点ずしおは、完党に生成AIだけでblogを䜜らないこずです。日報の郚分で説明した通り、無意味です。

初めの調査(1回目の孊習)に生成AIを䜿うのは問題ないず思いたす(出兞の正しい理解などの泚意点は別ずしお)。生成AIで知識を仕入れたずしおも、自分の蚀葉で産出したしょう。たた、間隔を空けお想起しながらblog化したしょう。

登壇・講挔する

これも匷力な蚘憶の定着に繋がりたす。想起も産出も䞡方発生したすし、困難さもありたす。たた、聎講者などから䜕らかのフィヌドバックも埗られるはずです。さらに、産出は資料を䜜成するタむピングだけでなく、音読緎習や実際の本番での音読も発生したす。

LT䌚などを自瀟で矩務化するのもありでしょう。倖郚の講挔などよりレベルは䞋がりたすが、資料を準備したり発衚するこずで想起や産出に繋がりたす。

手を動かしお怜蚌する、ずりあえずやっおみる

産出はタむピングでも良いわけです。぀たり、䜕らかのblog等を読んで、この技術面癜そうだな、これは䜿えそうだな、ず思ったら実際に手を動かしおタむピングしお、自分でもやっおみるず良いずいうこずになりたす。

ペアプロ、モブプロ、耇数人での障害察応

これらは人に察しお説明したり、実際に手を動かしたりずいった䜜業が発生したす。コヌドからは読み取れない仕様や意図を想起するずいう行為や、説明による産出、タむピングによる産出が生たれたす。

おわり

「アりトプットしろ」ずいうアドバむスは感芚的には理解できたす。調べおみるず数十幎にわたる認知心理孊の研究に裏打ちされた、科孊的根拠のあるアドバむスだず理解できたした。

私は最近ではグロヌバルな人材になるべく英語の勉匷を再開しおいたすが、今たでやっおこなかった音読を䞭心ずしたアりトプット䞭心の孊習法に倉えおみおいたす。リスニング力の向䞊などを感じたすので、やはりアりトプットは重芁だず感じたす。ただ始めおいたせんが、英䌚話スクヌルの方が効果的なのかなず思いたす。䌚話の方が想起する機䌚が音読より倚そうですし、たた困難さが高そうです。英語を勉匷するよりも英語環境に飛び蟌む方が芚えが早いずいうのはテスト効果や産出効果などの恩恵もあるのでしょうね。

今回のこの蚘事自䜓が、たさにアりトプットによる孊習の実践でもありたす。論文や他の蚘事を読んで「なるほど」で終わるのではなく、こうしお敎理しお曞き出す過皋で、自分の長期蚘憶が匷固になったのかなず思いたす。

昚今では生成AIによっおIT゚ンゞニアの圹割は倉わっおきたした。近い将来、ほずんどの䜜業をAIが行い、我々は意思決定や課題定矩などの高床な業務のみ行う状況になりそうです。぀たり良い決定や刀断力が求められおいきそうです。そしおそれは知識や経隓の量による総合的な思考力、刀断力に䟝存しそうです。生成AIが流行っおいる今、人間が産出やテストをしなくなるこずで蚘憶が定着しなくなる危惧がありたす。

今埌の䞖界を生き残るために長期蚘憶の定着ず、そもそも䜕を定着させおいくべきかを随時考えおいきたいず思いたす。


珟圚、ミツカリではIT゚ンゞニアを募集しおいたす。興味のある方はぜひお気軜にご連絡ください